AI監査ツールzkao、OpenVMのzkVMゲストライブラリで重要な健全性バグを発見

ZK/SECのAI監査ツールzkaoは、OpenVMのゲストライブラリopenvm-pairingにおいて重大な健全性バグを発見しました。このバグにより、悪意ある証明者が任意のペアリングの等価性を偽造でき、脆弱なライブラリに依存するGroth16、KZGを用いたPLONK、BLS署名の健全性が損なわれます。この問題はCVE-2026-46669として識別され、OpenVM 1.6.0で修正されました。
発見の経緯
ZK/SECは、Opus 4.6、4.7およびCodex 5.3、5.4を使用し、シンプルなプロンプトと専門家が保守するスキルを用いたAI実験の一環としてOpenVMをスキャンしました。初期の実行では有効だが悪用できない結果が返されました。その後、専門のAI監査ツールであるzkaoを展開し、9.5時間以上のスキャンにより多数の結果を得ました。迅速なトリアージにより、zkao自身が生成した最小限のPoCを用いて、重要なペアリング問題を特定しました。
バグの概要
| バグ | AIの深刻度 | OpenVMの深刻度 | 修正コミット | 発見者 |
|---|---|---|---|---|
| openvm-pairingのペアリングチェックで、スケーリング係数の適切なサブフィールドチェックが欠落 | Critical | Critical | a720e2c | zkao |
影響
ペアリングは、Groth16、KZGを用いたPLONK、BLS署名の基盤です。検証者は通常、ペアリングの積が1に等しいかどうかを確認します。証明者が偽のペアリング積を1に見せかけられると、その上に構築されたすべてのものの健全性が失われます。このバグは具体的には、ペアリングチェックにおいてスケーリング係数の適切なサブフィールドチェックが欠落していることに起因します。
注:これはzkVMの証明システム自体のバグではなく、脆弱なopenvm-pairingライブラリを使用するコードのみが影響を受けます。
技術的詳細
ZK/SECのAIパイプラインはモジュラーアーキテクチャを採用しています。サブエージェントが個々のコードモジュールの前提条件と不変条件を分析し、メインエージェントが結果を統合します。OpenVMのような複雑なコードベースでは、孤立したバグハンティングだけでは不十分であり、モジュール間の不変条件違反を捉えることが重要です。ZK/SECは後日、技術的な詳細をさらに公開する予定です。
📖 全文ソース: HN LLM Tools
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