Claude Codeのアーキテクチャをローカル9Bモデルに適用:主要な知見と最適化手法

実験セットアップと重要な発見
開発者はRTX 5070 Ti(16GB VRAM)を使用し、Ollama(6.6GB)経由でqwen3.5:9bとOpenClawローカルエージェントフレームワークを実行しました。18回のテストと10の最適化の後、重要な発見は、qwen3.5:9bがネイティブな構造化tool_callsを備えている一方で、qwen2.5-coder:14bとqwen2.5:14bは適切なtool_callsではなくコンテンツフィールドにJSONを配置し、追加の解析が必要であることでした。
パフォーマンス比較
モデルパフォーマンス比較:
- qwen3.5:9b:ネイティブtool_calls構造、思考チェーン有効、39 tok/s
- qwen2.5-coder:14b:壊れたツール呼び出し(コンテンツフィールド内)、思考チェーンなし、〜30 tok/s
- qwen2.5:14b:壊れたツール呼び出し(コンテンツフィールド内)、思考チェーンなし、〜35 tok/s
Claude Codeのアーキテクチャからの10の最適化
- 構造化システムプロンプト → 出力品質+600%(A/Bテスト:4件の問題発見 vs 25件以上)
- MicroCompact(ツール結果圧縮) → 80-93%圧縮、11KBから367文字へ
- ハードカットオフ(探索→生成の強制移行) → 9Bモデルが出力を生成せずにファイルを読み続ける探索ループを解決
- think=false → トークン効率8-10倍向上、言語汚染を排除
- ToolSearch遅延ロード → プロンプト空間-60%(229 vs 568トークン)
- 4種類のメモリシステム(ユーザー/フィードバック/プロジェクト/参照) → パーソナライズされた応答
- KVキャッシュフォーク → 単一GPUでは最小限の効果(1.1倍)、vLLMが必要
- 厳格な書き込み規律 → メモリ更新前に検証、メモリ破損を防止
- 並列ブートストラップ → コールドスタート9%高速化
- キャッシュブレーク追跡 → Ollamaは同一プロンプトをキャッシュ(182ms→75ms)
核心的な発見:真の限界は自己規律
最大の発見は、9Bモデルの真の限界が推論能力やツール使用精度ではなく、自己規律——探索をいつ止めて出力を開始すべきかを知ること——にあるということでした。ハードカットオフなしでは、モデルは12ステップ全てをファイル読み込みに使用し、0バイトのレポートを生成しました。ハードカットオフあり:5ステップ読み込み + 1ステップ書き込み = 6080バイトの構造化レポート。
qwen3.5:9bが実際にできること
- 800行のbashスクリプトを読み、実際のバグ(競合状態、非アトミック操作)を発見 — 2分
- 販売フィードバックシステムアーキテクチャを設計 — 8.7KBドキュメントを2.5分で
- 完全なプロジェクト構築(電卓 + テスト + テスト実行) — 28秒
- 10ステップ自律実行:Webスクレイパー作成 → pipインストール失敗 → 回避策発見 → 再試行 → テスト合格 — 人間の介入ゼロ
- 完全なミニファクトリーパイプライン:検索 → 記事執筆 → レビュー → HTML公開 — 2.5分
完全エンジンパフォーマンス
10の最適化全てが単一のPythonエンジン(〜280行)にパッケージ化されました。初回実行結果:
- ブートストラップ:527ms(並列メモリ + モデルウォームアップ)
- 探索:MicroCompactによる5ツールステップ(88%圧縮)
- 生成:1947文字の構造化レポート
- 合計:39.4秒 / APIコストゼロ
うまくいかなかったこと
- 単一GPUでのKVキャッシュフォーク(マルチGPUまたはvLLMが必要)
- システムプロンプト内のステップ予算(モデルは自身の動作に関するメタ指示を無視)
- ツール呼び出しのためのqwen2.5シリーズ(フォーマット問題)
開発者はWSL2 + Ubuntu 24.04でこれを実行し、詳細やエンジンコードの共有に応じる意向です。
📖 Read the full source: r/LocalLLaMA
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