Google DeepMind社員、軍事AI契約巡り組合結成を投票

ロンドンを拠点とするGoogle DeepMindの従業員が労働組合結成を決議し、同研究所が米国およびイスラエル軍にAI技術を提供するのを阻止しようとしている。WIREDの報道による。従業員らはGoogle UKのマネージングディレクター宛てに書簡を送り、Communication Workers UnionとUnite the Unionを共同代表として承認するよう求めた。
背景と動機
この動きは2025年2月、AlphabetがAI倫理ガイドラインから兵器や監視への使用を禁止する誓約を削除した後に始まった。DeepMindの従業員は、同研究所の旧スローガン「責任を持ってAIを構築し、人類に貢献する」を引用し、「AIモデルのさらなる軍事化」に懸念を表明した。DeepMindとOpenAIの従業員も、米国防総省が自律型兵器や大量監視へのAI使用を拒否したAnthropicをサプライチェーンリスクと指定しようとしたことを受け、Anthropicを支持する公開書簡に署名した。
3月下旬、ニューヨーク・タイムズはGoogleが国防総省と、AIを「いかなる合法的な政府目的」にも使用できる契約を結んだと報じた。米国拠点のGoogle従業員約600人が抗議文に署名し、この条項は「曖昧すぎて事実上無意味」と非難した。DeepMindの従業員は、労働組合が承認されれば、Googleに対しイスラエル軍との契約解除、AI使用の透明性向上、人員削減の保証を求める可能性が高いと述べた。
組合の状況と業界への影響
Googleの広報担当者Kristen Morea氏は、まだ投票は行われていないが、同社は建設的な対話を重視していると述べた。Googleはこれまで政府との取引を擁護し、広報担当のJenn Crider氏は「国内の大量監視や自律型兵器へのAI使用には適切な人間の監督が必要という官民のコンセンサスにコミットしている」と述べている。米国拠点のAlphabet Workers Unionは団体交渉権は認められていないが、請負業者向けに交渉を行ってきた。英国の組合は、Googleが承認を拒否した場合、調停を求める。CWUは、この取り組みがロンドンで事業を拡大しているAnthropicやOpenAIでも同様の行動を促すことを期待している。
📖 原文を読む: HN AI Agents
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