オープンソースのソロRPGエンジンは、解析、ナレーション、ディレクションの役割を三つのClaudeインスタンスで分担しています。

アーキテクチャとパイプライン
EdgeTalesは、プレイヤーがキャラクターの行動を入力し、ダイスメカニクスが裏で結果を解決し、Claude AIが結果に基づいて雰囲気のある文章を書くPythonベースのソロRPGエンジンです。中核の設計原則は「AIは物語を語るが、決定はしない」です。ダイスが成功か失敗かを決定し、Claudeは結果を物語に変えるだけです。
このシステムは、プレイヤーのターンごとに3つのClaudeインスタンスを使用するトリプルAIパイプラインを採用しています:
- Brain(Claude Haiku):自由形式のテキスト入力を、RPGの動き、ステータス、ターゲットNPC、位置/効果レベルなどのフィールドを持つ構造化JSONに解析します。約300msかかり、コストは約$0.0002です。
- Narrator(Claude Sonnet):ダイス結果、NPCコンテキスト、ストーリーアークを含む構造化プロンプトを受け取り、雰囲気のある文章を書きます。また、パーサーがゲーム状態の更新のために抽出する隠しメタデータ(
<new_npcs>、<memory_updates>)を埋め込みます。約2秒かかり、コストは約$0.003です。 - Director(Claude Haiku):プレイヤーがナレーションを見た後に非同期で実行されます。TV番組の演出家のようにシーンを分析し、NPCの行動のヒント、プロットの糸の追跡、シーンの要約を行います。特定のイベント(失敗したロール、新しいNPC、3シーンごと)でのみトリガーされ、プレイヤー側の遅延はゼロです。
ターンごとの総コストは約$0.003–0.004で、20シーンのセッションは約6–8セントかかります。Directorの出力は次のNarratorプロンプトの<director_guidance>タグに入り、Directorが失敗した場合も適切に機能低下します。
技術実装の詳細
プロンプトエンジニアリングの教訓:
- 構造化XMLコンテキストの注入(
<world>、<character>、<npc>、<story_arc>、<director_guidance>)により、Sonnetの出力は散文の指示よりも一貫性が向上しました。 - Haikuは構造化解析に効果的です。Brainは自由形式の多言語入力から8つ以上のフィールドを持つ有効なJSONを返します。
- JSON修復は必須です。両モデルは時折不正なJSONを生成します(ドイツ語テキストでのカンマの欠落、エスケープされていない改行、末尾のカンマ)。try-firstアプローチの
_repair_json()関数は、有効なJSONに対してオーバーヘッドゼロでこれを処理します。 - NPCの重複排除には3つの安全策を使用します:明示的な
<npc_rename>タグ、作成前のあいまいな部分文字列マッチング、エイリアスを考慮した検索です。
NPCメモリシステム: 各NPCには、スコア = 0.40 × 新規性 + 0.35 × 重要性 + 0.25 × 関連性で計算される重要度加重メモリがあります。Directorは事実の観察とともに「内省」(NPCの感情)を生成します。メモリはNPCごとに25エントリに制限され、インテリジェントな統合が行われます。
技術スタック: Python 3.11+、NiceGUI、Anthropic SDK、EdgeTTS/Chatterbox(TTS)、Faster-Whisper(STT)。コードベースは5ファイルにまたがり約6,800行です。機能には、20以上のナレーション言語、音声I/O、PDFエクスポート、子供向けモード、Raspberry Pi互換性が含まれます。
📖 完全なソースを読む: r/ClaudeAI
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