ThermoQA:エンジニアリング熱力学のためのオープンベンチマーク、293の計算問題でLLMをテスト

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ThermoQAベンチマーク概要
ThermoQAは、3つの階層にわたる293の自由記述計算問題からなる工学熱力学のオープンベンチマークです:
- 階層1:物性値検索(110問) — 例:「5MPa、400°Cにおける水のエンタルピーは?」
- 階層2:構成要素分析(101問) — タービン、圧縮機、熱交換器のエネルギー/エントロピー/エクセルギー計算
- 階層3:完全サイクル分析(82問) — ランキンサイクル、ブレイトンサイクル、複合サイクルガスタービン
正解データはCoolProp(IAPWS-IF97)に基づきます。選択式ではなく、モデルは正確な数値を出力する必要があります。
リーダーボード結果(3回実行平均)
- 1. Claude Opus 4.6:階層1:96.4%、階層2:92.1%、階層3:93.6%、総合:94.1%
- 2. GPT-5.4:階層1:97.8%、階層2:90.8%、階層3:89.7%、総合:93.1%
- 3. Gemini 3.1 Pro:階層1:97.9%、階層2:90.8%、階層3:87.5%、総合:92.5%
- 4. DeepSeek-R1:階層1:90.5%、階層2:89.2%、階層3:81.0%、総合:87.4%
- 5. Grok 4:階層1:91.8%、階層2:87.9%、階層3:80.4%、総合:87.3%
- 6. MiniMax M2.5:階層1:85.2%、階層2:76.2%、階層3:52.7%、総合:73.0%
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主な発見
- 階層間で順位が逆転:Geminiは階層1で首位(97.9%)ですが、階層3では3位(87.5%)に低下。Opusは検索では3位ですが、サイクル分析では1位となり、蒸気表の暗記と推論は別物であることを示しています。
- 超臨界水が全てを破壊:44.5ポイントの差が生じました。モデルは教科書の表を暗記していますが、臨界点付近の非線形領域を扱えません。あるモデルはh = 1,887 kJ/kgと出力しましたが、正解は2,586 kJ/kgで、27%の誤差です。
- R-134aが弱点:すべてのモデルが冷媒問題で44–63%に低下し、水の問題での75–98%と対照的で、トレーニングデータの偏りを示しています。
- 実行間の一貫性に10倍の差:GPT-5.4は階層3でσ = ±0.1%、DeepSeek-R1は階層2でσ = ±2.5%。
オープンソースリソース
- データセット:https://huggingface.co/datasets/olivenet/thermoqa
- コード:https://github.com/olivenet-iot/ThermoQA
📖 Read the full source: r/LocalLLaMA
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